ドラマ「病院の治しかた」に学ぶ、クリニック経営の要点

ドクター総合支援センターの近藤隆二です。

皆さんはテレビドラマを観ることはありますか?

私は普段はあまり観ないのですが、知人から紹介いただいた「病院の治しかた」を観てハマってしまいました。

知人は、

「近藤さんはこんな仕事をしているのかな?」

と感じて教えていただいたのですが、まさにその通り。

日頃から私が考えていることやお伝えしたいことが満載でしたので、その要点をお伝えします。

このドラマにはモデルがあります。

長野県の相澤病院、スピードスケートの小平奈緒さんが所属していることでも有名な病院です。

理事長の相澤先生が実家の病院の再建に銀行から来た事務長と取り組んだことがこのドラマのベースになっています。

実家の病院(有原総合病院)の経営者である父親が亡くなり、銀行主導でファンドに病院を売却し診療科目などをリストラする動きを息子である医師(有原修平)が阻止し、再建に取り組んでいく物語です。

第一回を観て、突っ込みどころが満載でした。

大学病院に勤務し、最新の医療研究をしている有原修平が父の死後、有原総合病院に帰った時、ふと床に落ちていた分厚い決算書のファイルを見つけて手にとってみた瞬間、

「これは・・・」

とすぐに課題を見つけ出した時などは、

「そんなやつおらんやろ!」

と思わず言ってしまいました。

実際は専門家でもこんなに簡単に課題が見つかるわけではありませんが、こうしないとドラマがスピーディに進展しないので良しとして、経営にとって学ぶべきことも満載でした。

まず、有原修平は常に具体的なデータや事実をもとに現状を把握しようとします。

決算書はもちろん、薬剤や医療材料、物品の購入費などを全て調べ上げ、データベース化します。

また、現場の現状を知るために、事務方スタッフの協力を得ながら医療現場のチェックやスタッフのヒアリングを行います。

このようなことから、思い込みではない客観的な事実が見え始め、課題が見つかり、対策の検討が可能になっていきます。

第二に有原は病院再建の目的を明確にして、それを伝え続けていきます。

その目的は「地域の患者さんが困らないようにする」

ということです。

病院のトップや銀行は再建をハナからあきらめていています。

また医師やスタッフは自分の都合でしか物事を考えられず、大局的なものの見方、考え方ができていません。

そんな時に、地域の病院として一番重要なこと、「地域の患者さんのため」という錦の御旗を掲げることで意識を少しずつ変えることができたのです。

第三に、これまでのしがらみや固定観念にとらわれないということです。

人は長い間同じ環境にいると、どうしてもその環境が当たり前になり変化することを嫌います。

例えば、取引業者や、医療材料、様々な物品の価格などが適切なものなのかどうかを考えることすらできなかったりします。

しかし、先ほどの「地域の患者さんのため」ということを伝えていくことで、それらの固定観念に少しずつ風穴を開けることができていきます。

第四に、人の話をよく聴き、コミュニケーションを十分取るということです。

有原は「暴走特急」と言われるほど一度こうと思ったら積極的に行動をしますが、その前には十分情報を得ながら、熟考しています。

そして、方針に反対する経営トップや銀行、医師・スタッフの話もきちんと聴き、その上で目的や背景などをきちんと説明しています。

医療材料などを統一してコストを下げるときには、医師・スタッフのメリットも明確に説明し、そのためにはコストが上がることも厭わず、同意を得ています。

このように行動することで、一ヶ月で損益は少し改善することになります。

定期的に月次の決算データで状況を確認し、なぜそうなったのかを考え次の行動につなげる。

これを繰り返していくことが経営です。

有原は冷静に、このように言います。

「この改善は具体的な行動の結果ではない。まだ具体的には動けていないが、病院全体にコストに対する意識を持ってもらうことでこうなったのだ。」

意識を少し変えるだけで雰囲気や状況が変わることを知っているのですね。

具体的な情報をもとに冷静に状況を判断し、いけると感じれば固定観念にとらわれず行動し続ける。

これが経営者にとって重要なことだと思います。

このドラマはテレビ東京で毎週月曜日に放映されるようですので、また感じたことをお伝えしますね。

今回の内容に関するテーマでお話ししています。以下の動画をご覧ください。

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