院長先生はクリニックの経理データの入力をするべきでしょうか

ドクター総合支援センターの近藤隆二です。

 

先日、クリニックの決算書を理解するための勉強会を行いました。

参加された院長先生の中に、日々の経理データを自分で仕分け入力している方がいらっしゃいました。

話をお聞きすると、その作業の中で

「これはどう仕分けすれば良いのだろうか」とか、

「このデータは別の表のどこにリンクするのだろうか」などと

悩むことが多いとのことでした。

この先生は開院されて間もないので、税理士さんから最初は自分でデータを入力して内容を確認することが大事だと言われたとのこと。

私はそろそろデータ入力は税理士さんにお任せして、先生でなければできないことに注力することをおすすめしました。

確かに、クリニックでどのような経費が発生しているのかを把握しておくことは大事ですが、それは自ら入力をしなくてもデータを見ればわかることです。

そして、院長先生にとって大事なことは入力をすることではなく、アウトプットされたデータを見て、現状を把握し、課題を明らかにして、具体的に行動することです。

現在その先生が行っていることは医療に例えれば、すべての検査を自ら行い、そのデータが出てきてもよく確認できていない状態だということをお伝えしました。

そしてこれからは、アウトプットデータをよく確認して現状を把握することに注力することをおすすめしました。

しかし、アウトプットデータである決算書を見てもよくわからないという先生が多いというのも事実です。

決算書はクリニック経営の方向性を判断する羅針盤のようなもので大変重要なものです。

この決算書を理解するための勉強会は今後も継続してまいります。

次回は4月16日(日)に開催しますので、ご関心のある方は是非ご参加ください。

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