クリニックの経営会議の場所を変えてみる

ドクター総合支援センターの近藤隆二です。

私はクライアントの経営会議に毎月参加しています。

開催の場所はクリニックで行うことが多いのですが、時々その場所を変えてみると良いのではないかと感じています。

場所を変えることにより、知覚の枠が広がったり、束縛から解放されて新たな気づきやアイデアが出てくることがあるからです。

【違った環境で雑談をすると本質に気づくことがある】

あるクライアントで、この春から急に収入が大幅に減るという現象が起こりました。

「原因はなんでしょうか?」

という問いに対して院長先生からは

「報酬改定の影響ではないだろうか?」

という答えが返ってきました。

そこで、他の同じ診療科目のクライアントの状況を確認してみると、ほとんどその影響はありませんでした。

しかし、その後も収入の低迷は続きました。

原因はなんだろう?と考えても思い当たることはありません。

会議の後、院長先生と一緒に夕食をとりながら様々な話をしていた時、

突然、

「原因がわかった!」

と院長先生が言いました。

それは、

「自分のやる気がなかったから。」

ということでした。

長年経営をしていると色々なことがあり、こんな時もありますね。

この収入で当面困ることはないので、ゆっくり回復に努めましょう、ということになりました。

無理に原因を追究して、間違った課題を導き出して対策など打たなくてよかったと思いました。

これは一つの例ですが、いつもの場所、パターンで会議をしていただけでは、本当の原因に気づくことはできなかったのではないでしょうか。

このような例は他のクライアントでもありますし、私自身にもあることです。

時々、場所を変え、違った環境でゆったりと経営会議やスタッフミーティングをしてみるのも良いかもしれません。

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