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遠方の患者さんでも受診するクリニック

投稿日:2019年05月09日/最終更新日:2019年05月09日

ドクター総合支援センターの近藤隆二です。

当社が主催しているクリニック経営講座・基礎コースは4回目を開講中です。

これまでに受講していただいた方々の中にはすでにクリニックを開院され、活躍されている方が何人もおられます。

先日、この春に小児科を開院された先生とお話をする機会がありました。

開院初月から多くの方に来院いただけたとのことで、忙しい中でも充実した時間を過ごされてるようでした。

その中で、今後のクリニック経営にとって大変重要なお話をお聞きすることができましたのでシェアさせていただきます。

このクリニックの開院場所は様々なことを考慮したのち、郊外の高齢化地域を選択されました。

地域柄、患者さんが少ないのではないかと心配をされていたようですが、それは杞憂に終わったようです。

通常の診療圏の外から、いくつもの校区を通り抜けて意識の高い患者さんが多く来院していただけたのです。

他の小児科で勤務した経験のある看護師さんは、これまで勤めた小児科クリニックでは予防接種と風邪の患者さんしか来なかったが、これまでのクリニックではみたことがない患者さんが来ていると驚いているとのこと。

その第一の要因は、自院がどのようなクリニックなのかを明らかにしたことです。

先生は経営講座を受講する前には、専門性を消して街の一小児科として地域に溶け込んでいこうと思っていたようですが、受講後はその考えを改め自分の専門性や小児の集中治療などを行ってきたキャリア、診療に対する想いをまとめられました。

そして第二の要因は、それをホームページやブログ、開院時に配布するチラシなどを通じて早くからわかりやすく伝え続けたことです。

その結果、専門性が高く、重症の患者さんも診療できる優れた小児科という認識を持っていただくことができたので、近くの患者さんはもちろん、遠くからも受診していただけるようになったのではないかとのことでした。

院長先生はこれまでのクリニックを受診しなかったコミュニティの患者さんに出会えるようになったのではないかと言われていました。

そして、このことはスタッフにも好影響を与えたようです。

スタッフとの最初の面談時に、自分の医療に対する熱い想いを伝えられたことで自分のファンになってくれたとのこと。

また、重症の患者さんも診られるハイレベルの医療を行うことはスタッフにとってもプライドを持って仕事ができる良い環境なのではないでしょうか。

これらのことは当たり前のことのようですが、思いの外できているクリニックは多くありません。

これからのクリニック経営を取り囲む環境は厳しさを増しています。

例えは悪いかもしれませんが、コンビニ業界と同じ様相を呈しているような気がしてならないのです。

コンビニはどこも同じような品揃えですので、お客さんは利便性で店を選びます。

なので、コンビニ業界では選んでいただくために新たな商品やサービスを開発し続け、テレビコマーシャルなどで自店の様々な特徴を訴え続け来店を促しています。

このような努力はクリニックにも必要なことではないでしょうか。

保険診療を行うクリニックは患者さんから見ると違いがわかりにくく、自分のニーズにマッチするクリニックを探そうと思っても、その判断ができる情報がないため仕方なく近くのクリニックを受診している方が多いのが現状です。

これからのクリニック経営では、患者さんにここで診てほしいと思ってもらえる情報をわかりやすく伝え続けることが不可欠です。

そして、その伝えるべき情報は医療の内容はもちろん、それ以外の自院や自分が患者さんの役に立てることや、現在選ばれている理由など多岐にわたります。

このような情報を伝え続けるクリニックとそうでないクリニックの間には大きな差が出ることは明らかです。

これからクリニックを開院する予定の先生も、すでに開院している先生も今一度今後の自院の経営を継続するために何が必要かを考えてみられてはいかがでしょうか。

今回のテーマについて動画でお話ししていますので、ご覧ください。

患者さんに役立つ情報をわかりやすく伝える

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