ドクターよろず相談所

ドクターよろず相談所, 医院開業

クリニックの開院を決断する前にリアルな事業計画を作りましょう

投稿日:2018年12月26日/最終更新日:2018年12月26日

ドクター総合支援センターの近藤隆二です。

先日、セミナーを受講していただいた先生から以下のような悩みを訴えられました。

「来年クリニックを開院することを決めたけど、本当に開院していいのかどうか悩んでいる・・・」

具体的にお話をお聞きしたところ、まだ開院の事業計画を作っていないとのこと。

これでは事業が成り立つのかどうか、自分の人生設計が実現できるのかどうかを判断することができません。

まるで暗闇の中を明かりもなく手探りで歩いているような状態ですから、不安を感じるのは当然です。

私はクリニックの開院を検討するときには、その意思決定をする前に自分の人生設計を実現できるリアルな事業計画を作ることをお勧めしています。

そして、その事業計画が成り立たないのであれば、何を修正すれば良いのかを考え、修正しても無理なようなら開院することを一旦見直すことをお勧めしています。

なぜならば、これからのクリニック経営の環境は大変厳しくなると予想されており、無理な事業計画にもかかわらず開院してしまうと自分の人生そのものを台無しにしてしまう危険性があるからです。

では、リアルな事業計画とはどのようなものでしょうか。

まず、自分がどのようなクリニックを作り、どのような診療をするのかを明らかにする必要があります。

これは今まで自分は***科で診療してきたので医療機器はこれまでと同じものが必要だよね・・・

というような安易な考えから出てくるものではありません。

自分は何のために、どのような医療を行うためにクリニックを開院するのか、という深い想いがなければなりません。

そして、そのためにはどのような場所で、どのようなスタッフが何人必要で、どのような医療機器を導入して、何曜日に何時から何時まで診療をするのかなどを詳しく決める必要があります。

さらにリアルに考えるためには、以下のようなことを明らかにしなければなりません。

・月別の具体的な診療日数(カレンダーでカウントする)

・診療単価や仕入れ率、検査の費用率など

・患者さんが何人来てくれるのか(これは様々な情報から予想するしかありません)

・スタッフの給料・賞与の額や社会保険への加入など

・医療機器の納入価格、購入にするのかリースにするのか

・什器備品などの納入価格

・建物や内装の費用、賃料、手数料など

・必要借り入れ額、金利、返済期間など

・医師会に加入するかどうか

・どのような専門家に依頼をするのか、そのコスト

・毎月かかる様々な経費の額

etc.

そして、今後の自分自身の生活に毎年いくらずつお金がかかるのかを明らかにすることが欠かせません。

なぜならば、クリニックの経営をした結果、手元に残ったお金で自分自身の生活費を賄わなければならないからです。

経営で利益が出ても、税金や借入金の返済、社会保険などを差し引くと思いの外お金が残らないことが多いですので、手元に残るお金の計算はきちんとしてください。

こんなに細かいことは開院してみないとわからないと思うかもしれませんが、可能な範囲でよいので詳細な計画を作ってみましょう。

そして、その自分の生活を賄える計画を実現するためには何人の患者さんを診療する必要があるのか、それだけの患者さんに来ていただくためにはどうすればよいのかを考えましょう。

具体的な計画を作ると厳しい内容になり、これはとても無理かな?

ということがあるあるかもしれません。

そんな時には条件を変えながら何度もこの事業計画でシミュレーションして、

「これならいけそうだ!」

というところまで計画を練ってください。

しかしいくら練っても、無理なようであれば一度この計画は休止してください。

そして、計画を実現するために何が足りないのか、どうすれば開院がうまくいくのか、そもそもクリニックを開院する目的は何だったのか、開院の他に道はないのか、などをじっくりと考えてみてください。

クリニックの開院は人生の一大事です。

くれぐれも慎重に検討することをお勧めします。

今回お伝えしたリアルな事業計画を作ることは大変重要ですが、これを先生一人で作るのは困難です。
当社ではクリニックを開院する前の事業計画を作るお手伝いをしておりますので、ご希望される方は以下からご相談ください。「事業計画相談希望」と書いていただけると助かります。
相談メール

今回のテーマに関して動画でお話をしていますので、以下で御覧ください。

クリニック開院15年目のドクターから開院を検討しているドクターへのアドバイス

クリニック開院時の設備投資は要注意

クリニックを開院したら一日何人の患者さんを診なければならないのだろうか

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